水洗便所の排水先

<3b-36-4> 村の中心を2m巾位の川が流れ 花崗岩の橋が八ッ橋式 (*1) にかけられ 橋の傍に大根だの牛蒡だの村の生産品を洗う為の洗場と 少し下った所に洗濯場がしつらへられてある平和な村のたたずまい が何とも水草の茂りようが凄まじい 聞けば川上の小学校から水洗便所の排水を流すようになってからだという 井戸に電気ポンプも取りつけたしで今では川で物を洗う人はないそうな (*1)八つ橋:小川などに巾の狭い橋板を数枚、折れ折れに継ぎつづけ架けた橋 《凡人の雑感》 またまた下の話です。 一つ思い出すと関連して次々に思い出すようですね それにしても汚水をそのまま流していたのでしょうか? そんなことはないですよね、 処理済みの水を川に排水していたのでしょう。 私もこの話から思い出した話を一つ紹介します('◇')ゞ 会社勤めの昭和60年頃、職場のグループで山口県の川にハエ釣りに行った時のことです。 釣りに詳しい人の案内で、とある川に到着し川原に下って魚を釣る人、釣った魚を料理をする人とそれぞれ分れました。 私は釣の経験はほとんどないので飲み食い専門で参加していました。 釣れた魚を捌き、また小さな魚はそのまま丸っと油でから揚げ。 「やっぱ新鮮な魚は揚げてもうまいバイ」 とお酒に絶好のおつまみとなりました。 食後は川原に坐り、川の流れなどを見乍らの~んびりとしていました。 ふと少し離れた対岸の崖を見ると、年配の女性が何やら重たそうに容器を持って下ってきます。 何??? 水辺まで来るとその容器らしきものを川の水で洗い始めました。 あんな風に外して持ち運び出来るとは知りませんでしたが なんとそれは汲み取り式便所の磁器製便器です(*_*) 手慣れた様子だったのでだれかが 「おい、あの婆ちゃん何時もこの川であれを洗ろうとるんバイ」 ・・・すぐに丸ごと食べた魚のことを思い出しました・・・ とはいえ、魚はすでに腹の中。 その後特にお腹に関する問題は何も発生せず無事帰宅しました。 めでたしめでたし? この種の話は他にもいろいろありますが… でもこの辺でもうやめます _(_^_)_