教師は大道芸人にもいる
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香具師(*1)が云った
「手」程病気(怪我も)を一番に知るものはないという
胃を病んで頭を抑へる者はいない
足を怪我して手を抑へる者はいない
「あ痛」と最初に「手」で抑へた所が患部だ
後になると神経が左右されてくるが 最初に抑へた処をよく憶へておく様と言った
教師は大道芸人にもいる
「手」程病気(怪我も)を一番に知るものはないという
胃を病んで頭を抑へる者はいない
足を怪我して手を抑へる者はいない
「あ痛」と最初に「手」で抑へた所が患部だ
後になると神経が左右されてくるが 最初に抑へた処をよく憶へておく様と言った
教師は大道芸人にもいる
(*1)香具師:野師・弥四。
縁日・祭礼などの人での多い所で見世物などを興行し、
また粗製の商品などを売ることを業とするもの。てきや。(広辞苑第Ⅱ版)
《凡人の雑感》
香具師といえば
子供の頃は、近所の市場の入口にもよく来ていました。
おぼえているのは
その砥石で研いだ剃刀はちり紙の小片を刃先に吹きかけると、ちり紙は真っ二つに切れる!!
毒蛇に噛ませた腕の傷が、そのキズ薬をつけると、たちまち血も消え傷跡もなくなる!!
事前に紙などを斬って見せた刀の刃を握りしめ、さらに見物人にその上から紐などで縛らせた後に刀を引き抜いても、その塗り薬を塗っていた手のひらは切れてない!!
こんな夢のような商品を面白おかしく売ってました。
子供心に、何とかタネを見付けようと最前列で長時間見ていましたが、売り手も上手で判らずじまい。
結局、半信半疑のままでした。
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