大正天皇即位

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大正天皇の即位(*1)は小学校の二年だったろうか
軒毎に奉祝提灯がともされ旗行列が行き シャギリの列が繰り出した

大藏小(*2)は太鼓がないので空鑵をガンガンたたいて進むので騒々しい事

夕方の仮装行列に同級生の千代子さんも加はるとかで お母さんの八寸帯をお太鼓に結んだので お太鼓に頭と足があるみたいで ボンチ可愛いやねんねしなと それは面白い姿になった

校医の疋田さんは お手のものの湿布用油紙で束帯を作り 履物は下駄に黒く塗った紙で張って形を整え ガサガサ ポカリポカリと珍妙な仮装だった

(*1)大正4年(1915年)11月10日に京都御所で即位の礼を行う
(*2)大藏小:福岡縣遠賀郡八幡町立大藏尋常小學校です



《私の雑感》

大正天皇の即位の時、亡母は8才で尋常小学校2学年。
御大典祝賀行事は各地方で行われたようですね。

昭和の御大典時の資料がスクラップとして残っていました。
臨時の…といっても立派な…救護所までできてたようです。
当時の京都には大勢の人が来たのでしょうね。

私の場合
平成の始まりで当時の小渕官房長官の
「新しい元号は『平成』であります」が何故かいまだ記憶に焼き付いています。
母は残念ながら
 平成を迎えることはできませんでした。

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