12月1日は乙子の朔日

<4-71-4> 12月1日は乙子 (*1) の朔日 (*2) と云って末子の為の雑煮を祝っていた 妹が生れてから乙子でなくなったので末子の正月を指をくわえて羨み ぢっと我慢したもの 我慢することはこんな風にして教えられた 鼻たれも 次第送り (*3) (*1)乙子:おとご。 末に生れた子。末子。おと。 (*2)乙子の朔日:おとごのついたち。乙子の祝。 旧暦十二月一日に行う祝。 この日、餅を喰えば、水難をまぬがれるという。 (*3)次第送:しだいおくり。 順々に送って行くこと。順送り。 ※鼻垂れ子も次第送り 《凡人の雑感》 我慢もなにも… 私は祝ってもらった記憶はまったくありません。(一一") 戦中戦後の子にはそれどころではなかったのでしょう。 そんな時代でなければ 私は末っ子なので、ずっとず~っと祝ってもらえるはずだったのに(´・ω・`) そういうわけで 乙子の朔日やおとごの祝などはじめて聞く言葉です。 昔は子供が無事生長するのは大変だったので 一年間何事もなく無事育ったことを祝っていたのでしょうかね