長姉の嫁入り

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長姉が嫁入りの夜 起されて玄関まで見送ったら 闇の中を人力車一台に1ヶ提灯を点じて並んだのを 美しいなと見た

 「提灯持ちは先に行け」
 だの
 「お供は後から」
だの云っても今の人には通じない。



《巷の凡人雑感》

長姉は明治24年生まれで亡母より15歳年上

昔の嫁入りの様子はなんとも情緒ありますね。

ところで『提灯持ち…』の話

私が子供の頃、遠足など団体で歩くときに

グループより離れてどんどん先を行く人を見ると亡母は

 「提灯持ちは先に行け!」
逆にグループから遅れている人には
 「お供は後からついて来い!」
と言ってました。

もちろん本人たちには聞こえないように子供の私にだけ聞こえる程度に(^_-)-☆


「提灯持ちは先に行け」と「お供は後から」の二つはとってもお気に入りだったようです。

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