七草の思い出

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芹 なずな ぎょう はこべ ほとけのざ 
 すずな すずしろ これぞ七草 (*1)

正月七日の朝早く 綺麗に洗った七草を俎板ととり薄刃と出刃で
 「唐土(*2)の鶏が来鳴かぬ先に トコトンのトントン」
と大きな声をはり上げて囃し立てたもの

寝呆け顔で不服を云うと
 「今朝は七草」
とすまし顔

昔の季節の行事には 茶目っ気なものも盛り込まれている


(*1)七草:①略 
    ②春の七種の菜、即ち芹(せり)・薺(なずな)・御形(ごぎょう)・
    繁蔞(はこべ)・仏座(ほとけのざ)・菘(すずな)・蘿羮(すずしろ)の称。
    古くは正月七日に羹(あつもの)にした。
    後世は、これを俎(まないた)に載せて囃してたたき、粥に入れて食べた。
    【広辞苑第二版】
(*2)唐土(とうど):昔、わが国から中国を呼んだ称



《雑感》

囃し歌は地域によって違うようです。

亡母の父母は大阪出身。
この風習も大坂流で季節の行事も楽しんでいたのですね。

このような風習

 後々まで残しておきたいです。

でもっ!

私自身、七草がゆは食べたことがありません😁

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