母や姉兄の冗談で傷ついた話

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妹が生まれるまで 姉や兄や時には母まで
「お前はここの家の子ではない 大蔵川を流れて居たのを可哀想と拾うて育ててやった」といわれていました

それがどうでしょう
妹が生まれると 今度は妹に云ってるんです

妹とは六つ違いですし 妹が話が分る位生長してから云うんですから 大分分別もついてきた年頃になって嘘だと分りました

渡辺さん家は長男と同じ丑年生れが二人になったので悪い事が起らない様 産婆さん家の玄関先へ捨てられたそうです

言う方は面白いでしょうが 言はれる方はつらい 悲しい思いで山の彼方 河内村の空を眺めた日もありました



《凡人の雑感》

亡母は七人兄弟の下から二番目。

亡母はその母(私の祖母)をとても尊敬し仲良く暮らしていたようですが、こんな思い出もあったとは・・・

「渡辺さん家の丑年生まれが二人」も冗談話なんでしょうね。
そうでないと怖いです
(同じ性格なので気が合うとも衝突するともあるのでわかりません。もともと干支での性格判断なんてマ・ユ・ツ・バ?)

子供の多かったこの時代
このような冗談を平気で言ってたのかな

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