書き始めたきっかけなど

No.1a-7



《内容》
厚生年金ホームで生活するようになって
上げ膳 据え膳の結構さが私には
有難すぎて退屈で無聊(*1)で何ともやる瀬がない
信仰するような素直さは持合せないし
生かすような趣味の高尚さもないし
受給額はホームの支拂と電気代でチョンチョンなので遊ぶ金はないし
ままよ
ひまつぶしに18年の給食婦生活をかえりみて 思い出すまゝを書いてみよう
松風草はどんな花の姿になるか
どんな色に出来るか

(*1)無聊:ぶりょう。
     ①心配事があって楽しくないこと。
     ②つれづれなこと。たいくつ。


<私の雑感>

亡母は明治40年生まれで77歳で他界しました。

昭和46年に退職するまで18年ほど給食婦として保育園で働いていたので
その間の思い出を書くつもりでこのノートを70歳近くから始めています。

書き始めた動機を少しユーモアを交えて書いています。

「給食婦生活をかえりみて」とありますが
次第に昔の思い出話が多く書かれています。

そしてその時の体調などにより愚痴、泣き言、あるいは自慢話なども混じっています。
まるでその時にタイムスリップしたような感じも見えます。
ただ、時々『記憶違いでは?』と思えるところもありますがそのまま転記しています。

題名の「松風草」は「徒然草」を意識しているようです。

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